配偶者が重度の精神病となり、暴力を振るうようになってしまいました。実家に避難したものの、実家にも押しかけて、ドアを蹴るなどしたため、警察にも相談しました。
依頼者としては、関係の修復は困難であるため、とにかく早期に離婚がしたいという希望を持っておられました。
相手方本人が交渉に応じることができるような状態ではなかったため、相手方の父親が窓口となり交渉開始。相手方の両親に会い、離婚を進めようとしましたが、本人の意思がはっきりしないという理由でなかなか前に進みませんでした。また、法的な権利がないにもかかわらず、慰謝料を請求しようとするなど、両家の感情的な対立が深まっていきました。
父親に対しては、粘り強く法律的な説明を繰り返し、また、相手方が使用していた家財道具を譲るなどの譲歩をして、ようやく合意することができました。最後は、弁護士と相手の父親とで離婚届を提出し、円満に解決しました。
相手方についても、弁護士が付くとスムーズに話が進むことが多いのですが、本件のように、父親などが窓口となった場合には、本人とはまた違った視点から感情的な対立に発展することがあります。ご家族にはご家族なりの苦労があり、不満があるからなのでしょう。
そのような場合であっても、あきらめずに法律的に正当な主張をしたり、多少の譲歩をすることで早期解決に繋がることがあります。
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