依頼者は、直接の暴力こそありませんでしたが、夫から人格を否定されるような暴言や荒っぽい言葉を日常的に浴びせられて、精神的に疲弊している状態で相談に来られました。離婚を希望していましたが、夫からは修復を求められて離婚を拒否されていました。
調停では、夫が離婚に応じなかったため、不成立となりました。調停の中で、夫は必死に修復を求めましたが、奏功しませんでした。
第一審は、依頼者の主張どおり、DVについての慰謝料を認めた上で、離婚判決を言い渡しました。これに対し、夫が控訴しましたが、ほぼ同様の内容で控訴審も離婚を認めました。
一方が必死に離婚を求めているのに、他方が修復が可能だと思っているとしたら滑稽に思われるかもしれません。しかし、特にDVの場合、今まで妻を支配してきた経緯があるため、妻と二人で直談判すれば説得できると思い込んでいる場合があります。このような関係性自体がDVを裏付けているともいえるのですが、夫はそれに気がつきません。このような場合、DVの証拠があれば、早めに訴訟に移行した方がよいのかもしれません。
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